”わかりやすい”マニュアル制作講座
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第16回 【企画】目次構成案作成のポイント
目次構成案は、マニュアル企画の中心となります。
どんな構成でどんな内容を盛り込むかが、目次構成案では明らかになります。
目次構成案は詳細に作る
目次構成案は、マニュアル作りの土台、設計図になります。
なるべく詳細に煮詰めておくと、実際の制作の段階では目次構成案に肉付けをするだけでマニュアル制作を進行することができます。
また、目次構成案は、チームでマニュアル作成を進行する場合の、台本の役割を果たします。
チームが情報やイメージを共有できるように配慮して作成します。
通常は、章見出し、大見出し、中見出し、小見出しのレベルまで決定していきます。
可能であれば、小見出しの下のレベルや本文以外の情報、例えばコラムやメモなど追加で説明する情報についても盛り込んでおきます。
見出し語は、できれば仮のものではなく、実際に原稿で使うレベルまで煮詰めておきます。
内容の概要なども詰める
見出しだけでなく、次のような情報も目次構成案に盛り込んでおくと、制作作業がスムーズに進みます。
各見出し内の内容
その項にどんな内容を記述するのか概要を記します。
また、押さえるべきポイントなども記述しておくと、原稿作成段階での漏れを防止することができます。
ページ数
想定されるページ数を洗い出しておきます。
マニュアル全体のボリュームを算定したりするのに役立ちます。
イラスト・図
イラストや図の点数、内容などを記述しておきます。
イラストや図は別途作成する必要があるので、チェックリストとしても利用することができます。
担当者など
原稿作成の担当者、関連する開発担当者、関連資料の名称などを記述しておくと、スケジュールやチェックリストを作成するときの役に立ちます。
株式会社 ワカール