”わかりやすい”マニュアル制作講座

第20回 【マニュアルの作り方】どんな材料を用意するか

 

第20回 【マニュアルの作り方】どんな材料を用意するか

 

原稿を書いたり、イラストを作成したりするためには、さまざまな材料や資料が必要になります。

 

必要になる資料・材料

 

一般的に次のようなものを用意、調達します。

 

  • 仕様書・設計図・製品企画書など
  • 製品やサービスの仕様がわかるものを用意します。
  • 関連する資料は広く入手したほうがよいでしょう。
  • もし、明文化された仕様書などがない場合は、技術者などにインタビューして仕様をとりまとめます。

 

試作品・ベータ版など

ハードウェアであれば試作品、ソフトウェアやサービスであればベータ版や評価版を入手します。

開発途中のものなので、どこが未完成かどこが変更予定かを確認しておきます。

 

過去のマニュアルや類似製品の他社マニュアル

製品やサービスの概要や機能を知るために、同じ分野のマニュアルを入手しておきます。

また、類似製品のマニュアルは、PL(注意書き)ページの項目や内容を洗い出すために役立ちます。

 

動作環境

試作品を触ったり、ベータ版を動作させるための環境を用意します。

ライターは、これらを動かしなが原稿を書いていきます。

 

写真

試作品が手元にない場合は、イラストを作成するために写真が必要になります。

工場などに出向いて、マニュアルに必要な写真を撮影したり、支給してもらったりします。

 

資料・材料に関する留意点

 

開発段階では、資料や材料も刻々と更新されるのが普通です。

常に最新のものを入手できるように段取りをする必要があります。

また、更新された情報をライターなどスタッフに漏れなく伝達できるようにしておくことも大切です。

 

株式会社 ワカール