”わかりやすい”マニュアル制作講座

第37回 【原稿作成】用語・表現は統一する

 

用語 表現 統一

 

1冊の取扱説明書の中では、用語や表現がバラバラにならないように気をつけます。

できれば、同じ会社の取扱説明書では、すべて用語や表現が統一されていることが望ましいといえます。

用語や表現がバラつくと、内容に馴染みの薄いユーザーは判断に迷ったり、内容に対して不信感をいだくようになります。

たとえば、あるページでは「クリックする」と書いてあるのに、別のページでは「選択する」と書いてあると、「もしかしたら別の操作なのか」と迷ってしまうユーザーも出てきます。

ユーザーに混乱を起こさせたり、ストレスを与えないためにも、用語や表現は統一しておきます。

ページ数の多い取扱説明書で用語や表現を統一するには「用語集」や「スタルガイド」を活用します(第33回 【原稿作成】用語集を用意する)。

次のような要素を統一することを心がけます。

 

用語

同じことを指す場合は同じ用語を使います。

(例)コンピューター/PC

 

表現

同じ動作などは同じ表現に統一します。

(例)押す/クリックする

 

表記

統一した表記を使います。

(例)行なう/行う

 

文体

ですます調か、である調かなども統一します。

(例)します/する

 

 

株式会社 ワカール