”わかりやすい”マニュアル制作講座
◀戻る
第37回 【原稿作成】用語・表現は統一する
1冊の取扱説明書の中では、用語や表現がバラバラにならないように気をつけます。
できれば、同じ会社の取扱説明書では、すべて用語や表現が統一されていることが望ましいといえます。
用語や表現がバラつくと、内容に馴染みの薄いユーザーは判断に迷ったり、内容に対して不信感をいだくようになります。
たとえば、あるページでは「クリックする」と書いてあるのに、別のページでは「選択する」と書いてあると、「もしかしたら別の操作なのか」と迷ってしまうユーザーも出てきます。
ユーザーに混乱を起こさせたり、ストレスを与えないためにも、用語や表現は統一しておきます。
次のような要素を統一することを心がけます。
用語
同じことを指す場合は同じ用語を使います。
(例)コンピューター/PC
表現
同じ動作などは同じ表現に統一します。
(例)押す/クリックする
表記
統一した表記を使います。
(例)行なう/行う
文体
ですます調か、である調かなども統一します。
(例)します/する
株式会社 ワカール