”わかりやすい”マニュアル制作講座

第41回 【原稿作成】箇条書きを上手に使う

 

 

マニュアルを読むユーザーも中には、すぐに結論を知りたい人も多くいます。

 

斜め読みしながら必要な情報を探す。

パラパラめくって自分が欲しい情報を探す。

見出しだけを見て情報を探していく。

 

「読み物」ではないマニュアルというコンテンツは、情報検索や問題解決にさまざまな角度から応えていかなければなりません。

 

こうした、気持ちの焦っている読み手にとっては、段落やページの中に埋もれた情報を拾うことは、とても困難を伴います。

斜め読みのように流して読んでも、情報が浮かび上がる工夫が必要になります。

「箇条書き」もその一つの手法と言えます。

通常、文章が連なる段落の中で説明することを、一文一文に分けることにより視認性を高める効果があります。

 

箇条書きで、情報の検索性や視認性を高めたい時は、次のような点に注意します。

 

  • 一文を短くする(なるべく改行は避ける)
  • 「で・ある調」などにして本文と区別する
  • レイアウトではフォントを変える(ゴシックなど)
  • 箇条書きの項目はあまり多くしない

 

しかし、なんでもかんでも箇条書きにすると、かえって読みにくくなり、箇条書きの中に情報が埋もれる結果になりかねません。

1冊のマニュアルの中で、箇条書きにする情報のタイプや使用箇所を決めて取り掛かるようにしましょう。

他より目立たせたい、羅列のほうがわかりやすい、というような場合に箇条書きを使いましょう。

 

株式会社 ワカール