”わかりやすい”マニュアル制作講座
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第49回 【フィニッシュ】印刷入稿時の注意事項
最終形態が印刷物の場合、印刷会社にデータを渡して印刷してもらう必要があります。
印刷には、さまざまな種類があり、それぞれで独自の約束事があります。
これらを知らなかったり守らないと、いざ印刷物が上がってきたときに「思っていたのと違う!」ということになりかねません。
事前に、プロである印刷会社と入念な打ち合わせをすることが大切です。
ここでは、一般的な印刷入稿のポイントについて説明しましょう。
基本的な仕様を伝える
当たり前の話ですが、忘れがちな事項もあります。
どんな印刷物に仕上げてほしいのかを明確に伝えます。
最低限、次のようなことを伝えましょう。
できれば、間違いのないように文書で伝えます。
印刷データを用意する
マニュアルの版下データは、何らかのDTPソフトで作っていることでしょう。
そのデータが、印刷に適しているかを確認します。
とくに、確認するのは次のポイントです。
とくに、フォントの問題と画像ファイルの問題は大切です。
指定したフォントが印刷所にないと、意図したレイアウトにはなりません。
画像ファイルがなければ、正しく印刷できません。
PDFファイルで入稿する
ネイティブなDTPデータで問題がありそうな場合は、PDFファイルで入稿します。
最近は、多くの印刷所が印刷用PDFファイルに対応しています。
印刷用PDFファイルは、フォントや画像ファイルの埋め込みができるので、フォントを持っていない印刷所でも印刷が可能です。
この印刷用PDFを作る場合は、次の点に注意します。
4色の場合、PDFx-1aなどの4色印刷用の規格でPDFを作成します。
こうした仕様は、印刷所とよく相談してください。
いったん印刷が開始されると、もう後戻りすることはできません。
印刷の仕組みをよく理解し、印刷所とよく相談してから印刷に取り掛かりましょう。
株式会社 ワカール